近畿産業信用組合を調査|理事長:大本崇博、副理事長:徳山明夫、千原芳浩

※本記事については「jobnoba」が独自の調査を行っております。インターネット上から確認が出来る情報を編集部が独自の観点から記事にまとめています。

近畿産業信用組合とは!?

近畿産業信用組合は、地域に根ざした金融機関です。このメディアで金融機関を紹介することはあまりなかったので、特色のある金融機関を紹介しようと思います。

近畿産業信用組合の事業内容としては、「普通預金」、「定期預金」、「各種ローン」、「投資信託」など金融機関が取り扱う一般的な事業を様々行っております。ターゲット設定は幅広く設けており、「個人」および「法人・事業主」のお客様がターゲットになっているのではないでしょうか。

近畿産業信用組合のサービス内容を一部紹介します。個人向け事業は、「セカンドライフ」というサービスがあり、満50歳以上の方で原則、組合員もしくは組合員となる資格をもっている方が対象の普通預金のサービスで、一般の普通預金よりもオトクな設定にしているサービスがあります。

法人・事業主の方へは、事業の経営課題に答えるビジネスパートナーとして近畿産業信用組合と提携する各事業分野におけるプロフェッショナルを紹介するビジネスマッチングサービスを取り扱っています。ビジネスパートナーとの絆の輪を広げるお手伝いをすることによって、新たなビジネスチャンスをつくり、お客様の成長・発展をサポートしています。

また、近畿産業信用組合の採用サイトでは、自分たちの特徴について以下のように説明をしています。非常に分かりやすい内容となっていますのでぜひ参考にしてみてください。

金融機関の使命とは、多くのお客さまの想いが詰まった未来を背負い、 地域に貢献し、日本を根底から支えることである。
近畿産業信用組合は、預金積金・貸出金残高日本一の信用組合として、最も大きな期待と責任を持って、 先頭に立って道を創っていく使命がある。
業界のトップで前には誰もいないからこそ、近畿産業信用組合の進む一歩一歩が誰も見たことのない、 前人未踏の一歩であり、その新たな道を切り開いていかなければならないのである。
多くの人々の想いを背負い、日本のトップである 使命を胸に、自らの力で進むべき次の道を創れ。

引用元:https://www.kinsan.co.jp/saiyou/about.html

近畿産業信用組合の特徴をグラフで紹介

近畿産業信用組合を捉えようとした時に、数字で定量的に捉えるのが一番分かりやすいのかもしれません。ここでは、近畿産業信用組合がどのような組織なのか。またどのような業績を出しているのか。そういった点について説明したいと思います。

預金積金 全国信用組合 第1

預金積金残高は2002年度から17期連続で増加を続け、2011年度に1兆円を突破、2012年度に信用組合日本一となった。 2012年度以降も、信用組合日本一を堅持している。2018年度の預金積金残高は前年度比約72億円増加の1兆3,429億円の実績。

貸出金 全国信用組合 第1

中小企業支援に積極的に取り組んだ結果、貸出金残高も預金積金残高同様、2002年度以来、17期連続で増加。 2018年度の貸出金残高は前年度比約420億円増加の9,023億円。この数字も信用組合で日本一の規模。

実質業務純益 全国トップクラス

業務活動による収益を表す実質業務純益。 2018年度は、前年度比約1億81百万円増加の110億46百万円となり、9期連続で最高益を更新。 こちらも全国の信用組合でトップクラスの水準。

組合員数19万人

2018年度、組合員数は前年度比2,023人増加の193,067人となり着実に増加。

近畿産業信用組合の経営理念

組織がどのような場所を目指して運営していて、その企業がどういった組織なのか。そのような内容を掴むためには経営理念を確認するのが一番良いのではないでしょうか。近畿産業信用組合の経営理念を紹介したいと思います。

当組合は、その業務の公共性を認識し、信用組合の活動を通じて、
地域社会に一体何が貢献できるかを常に考え、目標を見失うことなく、
未来をみつめ、一歩一歩着実に前進する。
役職員一人一人は、コンプライアンス(法令等遵守)を重視すると共に、
組合員の信頼に応え、お互いの生活向上をはかり、
地域社会の発展に寄与するために、自己研鑽し、そして行動する。

近畿産業信用組合の仕事を紹介

近畿産業信用組合では業務サービスを「預金係」、「融資係」、「渉外係」の3つに分けています。各係ともお客さまの顔が見える距離でのサービス提供を行なっていますが実際にはどのような業務を行なっているのでしょうか。その点について紹介したいと思います。

近畿産業信用組合_預金係

主に支店での預金に関する業務を担当している係です。支店に来店されたお客さまからの資産運用に関する相談を受け、常にお客さまの目線に立った最適なご提案を行う窓口渉外や、お客さまにご記入いただいた伝票をもとに、正確かつスピーディーに事務処理を行う後方事務、支店の現金管理を行う出納業務などがあります。

近畿産業信用組合_融資係

融資に関連した業務を中心に担当する係です。
お客さまからの融資に関するご相談に対し、お客さまの経営されている企業の決算書などの各種資料から分析を行いながら、できる限りお客さまの希望の貸出条件に合わせた融資をご提案していきます。そのほか、融資を行う際に必要となる担保物件の調査をはじめとした融資に関する事務処理も行っています。

渉外係

渉外係は支店が持つ営業エリアの一部を担当し、お客さまの所へ足を運んでセールスを行う係です。お客さまからの預金・融資などの様々なニーズに合わせて商品のセールス、キャンペーンなどの案内を行っています。お客さまとの接点が一番多い係であり、お客さまからの各種ご相談などに対応することも多いため、金融や経済に関する幅広い知識が必要とされる業務です。

近畿産業信用組合で働く人の声

近畿産業信用組合で働いている人が実際にどのような思いを持って働いているのか。その点についてご紹介したいと思います。

生涯、地域企業のために
力を尽くし続けたい。

入組後、城東支店に配属となり、融資係として先輩と2人で数々の案件に対応していました。多忙でしたが、今思うとそこでの3年間でかなりの実力がついたと思います。その後異動となり、現在は渉外係として、法人のお客さまに向けて営業活動を展開しています。渉外の仕事の醍醐味は、企業への円滑な資金供給です。そのためには、何よりもお客さまとの信頼関係が第一です。そのため膝を突き合わせてお客さまの声に耳を傾け、意見交換を行うのですが、それは社内も同じこと。案件について支店長とよく話し合いをし、自分の意見を積極的にぶつけます。こういうことができるのも、きんさんの良さの一つです。

後輩たちの
憧れの存在となって、
もっともっと活躍したい!

「一人ひとりの頑張りを正しく評価してくれて、努力に応じて上に行くことができる」。就職活動のとき、近畿産業信用組合(以下、きんさん)で働いていた先輩から言われた言葉は、まさにその通りでした。私も努力の末、主任に昇格することができました。次の目標は係長です。自分がどこまで昇りつめることができるのか、自分の実力はどこまで伸びるのか、とにかく行けるところまで行くつもりです。そして、後輩たちに「この仕事をずっと続けていきたい!」と思ってもらえるような、憧れの存在として活躍したい。そんな目標を持っています。

地域発展のお役に立つ
ことで、大きなやりがいを感じます!

経済に直接関わる仕事に就きたいと考え、金融機関を志望しました。その中で、なぜきんさんに決めたのか。やはり、一番の理由は地域に密着した活動を積極的に展開し、地域の発展のために頑張っているところに魅力を感じたからです。

現在、融資係として主に不動産の調査を行っています。お客さまにご融資する場合、不動産を担保にすることがあります。その際、その不動産にはどれほどの価値があるのか調べ、融資金額との妥当性を見ます。実際に現地に足を運び、物件を自分の目で確かめ、法務局や市役所で詳しいデータを収集。それを調査報告書にまとめて提出します。この調査報告書は融資を行うために必要不可欠な書類のため、ミスは許されませんし、審査にも反映されるため、責任は重大です。しかし、だからといって時間をかけていてもいけません。この仕事は確実性と併せてスピードが大事。常にそのことを意識して仕事に取り組んでいます。そして、融資が完了し、地域に住む方々の役に立っていると実感する。そのときに大きなやりがいを感じます。

今、着実に進歩している
ことを実感しています!

説明会で出会った人たちがとても気さくで明るく、きんさんにはとてもいい印象を持ちました。そして、成長を続けている会社だということを知り、ここでなら私が私らしく成長できるのではないか、そう思って入組を決めました。

異動や昇格を経て、現在は預金係で事務リーダーをしています。仕事内容は入出金や定期預金のオペレーション、投資信託や保険商品に関する事務などです。中でも相続はお客さまの意向をお聞きし、それに沿って事務手続きを進めていくのですが、専門知識が随所に必要になるとともに、難易度が高く難しい面もあります。それだけに1人でやり遂げたときの達成感は大きく、自分が着実に進歩していることが実感できて、とてもうれしい気持ちになります。

近畿産業信用組合概要

名称 近畿産業信用組合 (Kinkisangyo Shinkumi Bank)
金融機関コード 2567
創業 1953年9月1日
本店所在地 〒541-0047
大阪市中央区淡路町2丁目1番3号
理事長 大本 崇博
副理事長 徳山明夫、千原芳浩
預金 1兆3,429億円
貸出し金 9,023億円
出資金 271億円
自己資本比率 10.74%
組合員数 193,067名
役職員数 827人
店舗 33ヶ店
営業区域 大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、和歌山県、奈良県、岐阜県、長崎県
(※但し、五島、壱岐、対馬を除く)