転職に対してどのようなイメージがあるでしょうか?
心機一転、これからの自分の為になる勇気ある一歩です。
それは間違いありません。
しかし、転職も就活と同じ仕事に採用してもらうことなのだから違いはない、
就活もうまくいったし大丈夫!と思っているあなたは要注意です!
そんなあなたに少し聞いてもらいたいお話です。
目次
社会での経験の有無
即戦力になるかどうか?
「即戦力」は転職で一番に求められるものです。
新卒でも「即戦力になってほしい!」とうたった企業もありますが、
社会のルールや今までに知らなかったことを当然教えなければならないということが
会社側も事前に分かっています。
しかし、転職ではそうはいかない部分が多々あります。
純粋に「この仕事ができるかどうか」「この仕事の経験があるか」というところに重点を置きます。
仕事をゼロから教えるか、5割仕事を知っている相手に残りの部分を教えるか、
どちらを採用したいか、一目瞭然ですよね。
人間関係やマナーにたけているか?
新卒は社会人経験はなく、転職などの中途採用は社会人経験があります。
これが一番の違いです。
アルバイトの経験が長い人であれば知っている内容も多いかもしれませんが、
実際に会社に所属して経験することと、アルバイトでは全く違うことも多々あります。
つまり、新卒には許されても転職では許されないこともある。
例えば名刺の渡し方や、取引相手に手紙を書くこと一つをとっても実際に社会人として経験をしているかしていないかで大きな違いが出ます。
社会人として当たり前にやっていたことを当たり前にやる、
小さなことですが、このことを徹底することで転職先に良い印象を与えることができるでしょう。
年齢が高くなると不利!理由を分析。
給料
年齢に応じて給料を定めている会社もあります。
年齢が高くても、入ってすぐは新入社員。
右も左もわかりません。
試用期間などはあると思われますが、その会社での経験の浅い人間に高い給料を払いたくはありませんよね。
転職する場合に給料形態が年齢に応じている場合は注意が必要です。
女性に付きまとうライフイベント
ライフイベントである、結婚・出産・介護は女性が特に関わりが強くなりがちです。
年齢が高く未婚の場合や、既婚者の場合は、家庭を優先して仕事がおろそかになってしまうのではないか、
結婚や出産を理由に仕事をすぐに辞めてしまうのではないか、と思わることがあります。
このような考えはある意味セクハラになってしまうかもしれませんが、
そういった印象がまだ広く蔓延している可能性が高いです。
そのため、年齢が高くなってしまった場合、特に女性は不利になることが多いです。
転職の回数と経験
年齢を重ねていくと様々な経験が積み重なってきます。
職歴が複数にわたる人は少し注意が必要です。
例えば、何度も転職をしていては長く勤めてもらえないという印象を与えてしまうことがあります。
また、転職するたびに職種がバラバラではこの人は飽きっぽいのか?と思われるかもしれません。
なぜ転職を繰り返したのか、職種が多岐にわたっているのはなぜなのかを前向きで具体的な言葉でカバーする必要があります。
「この会社の仕事は、これまでのこの仕事の経験を活かすことができる、その仕事での実績は~」などです。
これまでの経歴を整理し、自分の強みと次の会社への整合性を探してみましょう。
採用したいと思われる為に
どれだけ時間をさけるか
就活では状況にもよりますが、就活の為の時間をしっかりと取ることができます。
就職活動中は「時間がない」と思っていた人も多いかもしれませんが、
社会人の「時間がない」とはくらべものにもなりません。
転職であれば会社に所属していながら、仕事と並行して転職活動を行わなければなりません。
どれだけ工夫するか、その会社の採用の為に時間を割くことができるか、時間をうまく使うことも必要になってきます。
実績をアピール
就活であれば、学生時代のボランティアやサークル活動などでアピールできます。
そのアピール内容はあくまで「自分自身がどんな人間か」を紹介したうえで、
「そんな自分をどうやってその仕事で使ってほしいか」を提案することです。
転職で本人の人柄や性質も重要ですが、あくまで求められる「即戦力」にどれだけ対応できるかが重要になってきます。
例えば「営業ノルマの○○を誰よりも早く達成した」「仕事の丁寧さから新人育成を担当していた」など、仕事における具体的な実績をアピールすることが必須になってきます。
「毎日誰よりも早く出社し仕事の確認をして仕事に挑んだ」など小さなことでも構いません。
自分が仕事で何をなしてきたのかをピックアップしてみましょう。
転職活動は就活と違い、求められることも違うため、こちらからアピールする内容も当然違います。
社会に出てから培った経験や実績を総動員させて、転職活動に挑んでください。
実際に転職活動を始めて気づくこともあるかもしれませんが、事前に分かっていれば対策にもなります。
あなたの転職活動にぜひお役立てくださいませ。