アキタフーズのビジネスを調査

アキタフーズについて

株式会社アキタフーズは1927年に種鶏・孵化業を創業し、一般消費者へ卵を提供してきた企業となっています。今となってはユニークなテレビCMも流れており、「知っている」と思う人も多いのではないでしょうか。

アキタフーズは、一般消費者へ食を届けるという観点があるため、「安全・安心」で、「新鮮な卵作り」に一途に専念してきた企業です。当然時代が変われば技術も進化していくので、この点に対する考え方もしっかりとしており、時代の経過とともに最新の生産技術を海外からも積極的に取り入れている企業です。その考え方もあり、卵の生産に関する全ての工程を自社で担う国内唯一の「完全直営一貫生産システム」を確立しています。

卵は、もともと良質なタンパク源の食材ですが、一般消費者にとっては一番がその卵が美味しいかどうか。その卵によって健康な毎日が過ごせるのかどうかという点が重要なポイントになっているのではないでしょうか。だからこそ、アキタフーズでは「おいしさ」や「新たな栄養素」を付加した商品の研究開発に鋭意努力を重ねています。その中でも特に「きよらグルメ仕立て」は、多くの方が支持している商品になったのではないでしょうか。

アキタフーズの安全衛生管理

アキタフーズでは安全衛生管理を徹底しており、かなり多くのことを自社で実践しています。では、卵という食料品をどのように安全に一般消費者に届けているのか。そういったところについてご紹介をしたいと思います。

業界で唯一の自社研究所「CAFラボラトリーズ」

世界基準の食品安全品質管理システムを構築するために、 アキタフーズでは1990年に自社研究所「CAFラボラトリーズ」を開設しています。 鶏専門の獣医師がいる最高レベルのハイテク研究所として、安全なたまごを産む鶏の体調管理はもちろん、 鳥インフルエンザウイルスやサルモネラ菌から守る徹底したバイオセキュリティ体制を実現しています。
※CAFラボラトリーズ: C=Consumer’s (消費者)、A=And、F = Farmer’s( 農場 )を表し、消費者と生産者のための研究所を意味しています。

アキタフーズのトレーサビリティーシステム

アキタフーズの「完全直営一貫生産システム」は、全工程を自社一貫で管理しています。これにより、出荷後も、飼料までさかのぼって、卵の生産工程のすべてが追跡できるようになっています。なにが問題になってしまうのか。何か問題が起こってしまった時に、そもそもの原因を探る仕組みがきちんと構築されています。

サルモネラ(SE)対策の情報

「アキタ式HACCPシステム」のもと、生産工程のすべてでSEチェックを実践。

鳥インフルエンザ検査結果

鶏病専門の獣医師がすべての農場を巡回、チェック。月1回以上のペースで抗体検査も実施。

飼料原料のトレースバック

原料の購入日、購入先、産地情報がトレースバック可能な体制を確立。主原料の産地がわかります。

親鶏やふ化について

たまごを産んだ鶏だけでなく、その鶏の種鶏(親鶏)の品種や原産国がわかります。

栄養成分について

飼料工場で厳選した天然素材をバランスよく配合。その飼料を食べて育った鶏が産んだ卵の栄養成分や、商品の特徴がわかります。

衛生管理について

たまごを包装する GP センター(洗卵選別包装施設)の全ての工程の安全・衛生管理の様子が一目でわかります。

アキタ式 HACCP(25段階)

鳥インフルエンザ対策

すべての農場で定期的に抗体・抗原検査を実施
高病原性鳥インフルエンザ予防対策として、すべての農場を対象に「CAFラボラトリーズ」で定期的に抗体・抗原検査を実施しています。
※アキタフーズでは、これまで陽性は1例もありません。

病原体の侵入を防ぐ清潔な環境
すべてにウインドレス鶏舎を導入。そこで働くスタッフはもちろん、運搬時に使うトラックや台車、トラックまですべてを完全消毒。あらゆる病原体の侵入を防ぐ厳重なバイオセキュリティ対策で臨んでいます。

世界の先進企業とコラボレーション
アメリカの動物用ワクチン製造会社・バイオミューン社をはじめ、世界の一流企業や研究機関と技術・業務提携を締結し、常に優良ワクチンや最新設備機器などの開発を進めています。

サルモネラ対策

すべての鶏にワクチンを接種
鶏用サルモネラワクチン「レイヤーミューン SE」は、鶏の体内に抗体を作る不活化ワクチン。ワクチン成分はたまごに全く移行しないので、安全性にも問題ありません。

予防薬開発で業界をリード
1998 年に農林水産省より、SE ワクチン「レイヤーミューン SE」の日本国内における販売認可、2001 年にはアキタフーズが開発した SE の抗体検査試薬である、「CAF-SE エリーザ」の製造販売が承認。

25段階の検査を厳格に実施
自社研究所で 100% 内製化することで早期判定を実現。万一サルモネラ感染が発見されるという緊急事態が起こっても、迅速に対応することが可能で、感染の拡大を最小限にとどめられます。

評価されるアキタフーズの取組

これまで一つひとつ積み上げてきたアキタフーズの企業としての取り組みが、様々な分野で高い評価を受けています。安全・安心な卵づくりからはじまったアキタフーズの様々な取り組みは、その輪をどんどん広げています。世界に目を向ければ、約30カ国が集まり春と秋に開催される IEC(国際鶏卵委員会)会議で、(一般社団法人)日本鶏卵生産者協会の代表団に参加しています。

日本では、商品パッケージがデザイン賞を受賞するなど、分野や部門を問わず、様々なところでアキタフーズに注目が集まっていると言えます。

鶏卵業界で最も名誉ある「デニス・ウェルステッド賞」を受賞。
2012年、ロンドンで開催された IEC 会議で、アキタフーズ元代表取締役社長・秋田善祺が世界の鶏卵業界で最も名誉ある「デニス・ウェルステッド賞」を受賞。アジア人としてはじめての受賞は、世界の養鶏関係者と緊密な交流を保ち、日本の鶏卵産業界の向上に対しての貢献が評価されてのこと。種鶏から、親鶏の育成、採卵、そして製品・出荷・流通に至るまで、完全に管理された養鶏事業のもと、安全・安心を追求するアキタフーズの姿勢が、世界に認められました。

日本パッケージデザイン大賞、食品部門銀賞を受賞。
9 種類のビタミンが入ったアキタフーズの新提案卵「ビィータ」が、日本パッケージデザイン大賞 2011 で食品部門の銀賞を受賞しました。白を基調にしたシンプルなデザインの中には、アキタフーズ独自のトレーサビリティーの要でもある「生産履歴検索コード」もしっかりとレイアウトされ、見た目の美しさと安全・安心への約束が、ひとつのデザインに集約されています。

アキタフーズは日本唯一の完全直営ー貫生産システム

飼料工場

安全・安心な自社独自の配合飼料で、全鶏群を飼育。
アキタフーズの飼料は、すべてアキタフーズ独自の栄養設計により配合、製造しています。安全性の確保及び品質の改善に関する法律(飼料安全法)の適合はもちろんのこと、飼料原料は、すべての成分検査でその栄養成分と安全性を確認しており、選び抜かれたこだわりの原料だけを使用しています。抗生物質、合成抗菌剤などの薬品類は一切無添加となっており、アキタフーズの一貫生産システムの原点が、この自社配合飼料製造です。

厳選した原料から安全・良質な飼料を製造。
「エサづくりは、おいしい卵の原点」と言われています。アキタフーズでは、 主原料をトウモロコシにし、大豆油粕や菜種油粕を副原料として、ビタミン、ミネラル類などの微量成分もバランス良く配合。さらには卵の殻を作る石灰石の粉やカキ殻などをカルシウム分として添加するなど、独自のコンピュータ管理によるパーフェクトに栄養設計された飼料を製造し、グループ内の各農場へ専用トラックで直送しています。良質なアキタフーズの卵の生産と直結しています。前述しましたが、トレーサビリティーシステムが導入済みとなっています。

種鶏農場

種鶏となる「ハイブリッド鶏」の導入から、厳格な検査を実施。
アキタフーズは、安全・安心・新鮮な美味しい卵のために、卵を産む鶏のさらに親にあたる種鶏からこだわっています。そして、育種改良をくり返し産まれたのが、世界で最も高品質とされる「ハイブリッド鶏」です。完全直営一貫生産システムは、この「ハイブリッド鶏」がすべてのはじまりとなっています。その導入時から独自の高レベルな検査を実施し、病原体の侵入を防ぐバイオセキュリティのもと、安全な鶏だけを種鶏として迎え入れています。

ふ卵工場

ヒナのふ化を、3週間・24時間体制で大切に管理。
優秀な「ハイブリッド鶏」が産んだ有精卵は、種鶏農場からふ卵工場へと移され、コンピュータ管理されたふ卵機の中でヒナにかえるのを待っています。ウイルスや細菌の侵入を防ぐバイオセキュリティの中、適切な温度と湿度、さらには清浄な空気など、ヒナのふ化に理想的な環境を整え、約3週間・24時間体制で大切に見守っています。

育成農場

成鶏になるまでの4ヶ月間に、何度も健康診断を実施。
ふ卵工場でかえったヒナたちは、胎便の検査を行い、様々な面から安全性をチェックします。すべてをクリアした雌ヒナだけが育成農場へと送られており、ここにもアキタフーズの当然なこだわりが見受けられます。育成農場では、ヒナたちが過ごしやすいよう、最適で清潔な環境が保たれ、コンピュータによりヒナの成長を徹底管理されます。卵を産む成鶏となるまでの4ヶ月の間には何度もヒナの健康診断を行い、常に雌ヒナの状態を把握しています。

採卵農場

全農場の窓をなくした、クリーンな鶏舎。
アキタフーズでは、種鶏農場から卵を産む鶏(採卵鶏)の採卵農場まで、すべての鶏舎で、まったく窓のない環境を実施しています。このウインドレス(窓なし)鶏舎の導入で、害虫や野鳥をはじめ、あらゆる病原体を防ぐバイオセキュリティ体制を確立しています。クリーンな環境で卵と鶏が管理されているので、鳥インフルエンザなどの心配もありません。

鶏が快適に過ごせるよう、温度・換気量・光量をコンピュータ制御。
育成農場で大切に育てられた雌鶏は、産卵に向けて次は採卵農場へと移されます。
この育成段階と採卵段階の環境づくりは、鶏の健康状態、そして卵の品質に重要な影響を及ぼすため、アキタフーズでは全農場を大規模生産農場として整備しているのです。温度・換気量・光量をコンピュータが制御し、一年を通じて鶏にとって理想的な環境を実現。衛生管理も、バイオセキュリティも万全な体制で、高品質卵の産卵をサポートしています。

GPセンター

HACCP原則に基づいて、入念に洗浄・消毒・乾燥を行っています。
採卵農場で産まれた卵は、人の手に触れることなく、洗卵・パッキングのためにGPセンターへと送られます。これは、卵の衛生状態を確実に守るためのものです。GPセンターに運び込まれた卵は、HACCP原則に基づいて入念な洗浄・消毒を実施します。最後に十分に表面を乾燥させ、衛生的で高品質な美しい卵が完成します。

3段階の品質検査で、高品質卵を正確に選別。
洗卵が終わった卵は、その直後から品質検査が行われます。まずは、目視による汚卵・奇形卵の検査を行い、次に自動ひび検出装置で目に見えないようなひびまでチェックしています。最後に血卵検出装置で問題のある卵を排除します。この高精度な設備による検査に合格した高品質卵は瞬時に重量選別を行い、パッケージングラインへと回されて、「厳格仕様」の製品となります。

鶏卵センター

自社配送で、新鮮な卵をスピーディーに食卓へ。
パッキングされた卵は、食品衛生法で義務づけられた情報と「厳格仕様」のマークが貼られ、多くの工程を経て製品となります。そして配送も、温度管理のできる抗菌仕様トラックで、その日のうちに鶏卵センターへ行きます。産卵の翌日には店頭に並び、新鮮で安全・安心な高品質卵を一般消費者に届けています。

出荷

出荷に当たっても、自社の流通システムを構築。
この時点でも衛生品質管理のため輸送、保管、配送、作業従事者について綿密にSEチェックが行われます。様々な検査や洗卵、消毒、選別、検卵などが行われた新鮮な卵は、「完全直営一貫生産システム」のもと、産卵の翌日には店頭に並びます。たまごの生産工程のすべてを記録してあるから、消費者がトレーサビリティーシステムを利用することで出荷後も飼料までさかのぼって、工程の全てを追跡できるようになっています。

研究所

業界で唯一の自社研究所「CAFラボラトリーズ」を持っています。
世界基準の安全品質管理システムを構築するために、アキタフーズでは1990年に自社研究所「CAFラボラトリーズ」を開設しました。衛生管理・品質管理体制にはじまり、各農場や施設の危害要因の分析、管理基準の確立・監査、生物学的・物理的・化学的な検証・記録を実施。厳しい基準を設けることで、高い安全水準を保つ努力を行っています。
※CAFラボラトリーズ:C=Consumer’s (消費者)、A=And, F=Farmer’s(農場)を表し、消費者と生産者のための研究所を意味しています。

「P3※」レベルの実験室を完備しています。
卵の最大の危害要因はサルモネラ菌(SE)の汚染と言われています。自社研究所「CAFラボラトリーズ」では、病原性検査において「P3」レベルの気密性を誇る最新の設備群を装備。サルモネラ菌感染の予防薬の開発では、世界で2番目にSE不活化ワクチンの販売の国家承認を得るなど、最先端の研究を行っています。卵の安全·安心のために、病原体検査が行える実験室を持っているのは、業界ではアキタフーズだけだと言えます。
※生物の物理的封じ込め(physical containment)とは、生物材料の外界拡散防止のため、設備・実験法など物理的手段により閉じ込めることです。
生物の潜在的危険性によりP1から最高P4までのレベルがあります。

25段階の検査を即日判定し、安全な卵をスピーディに出荷。
厳格なアキタ式HACCPによる25段階のSEチェックの検査分析も、「CAFラボラトリーズ」の重要な役割。通常、外部の検査機関に依頼した場合2週間が必要なところを、自社研究所で100%内製化することで早期判定を実現しています。万一、サルモネラ感染が発見されるという緊急事態が起こっても、迅速に対応することが可能で、感染の拡大を最小限にとどめられます。自社研究所を持つことで、「確実に安全·安心な卵の出荷」を高いレベルで実現しているのです。

アキタフーズ会社概要

会社名 株式会社アキタフーズ
福山本社 広島県福山市光南町三丁目7番30号
東京本社 東京都港区新橋六丁目14番3号 御成門PREX 7F
設立 昭和41年10月27日(創業昭和2年)
資本金 9,300万円(グループ全体 3億3,810万円)
代表者 代表取締役社長  岡田 大介
事業案内 採卵用初生雛、若雌の生産販売
飼料の製造
鶏卵の自家生産、処理販売