ウイルスシャットアウト・ハンドジェルをリサーチ

ウイルスシャットアウトとは!?

「ウイルスシャットアウト」は株式会社東亜産業が開発・販売をしていたことのある商品となっています。また、ウイルスシャットアウトは首からかけるウイルス対策グッズです。詳しくは令和2年3月で製造及び販売を終了しています。

なぜ今になってこの商品をご紹介するのかというと、このコロナ渦において、このコピー商品が市場に出回っているというニュースを編集部では確認しました。もちろん、コピー用品の全てを検証した訳ではありませんが、開発・販売をしていた大元の企業が販売終了をしているのにも関わらず、未だ市場に同じ名前にて出回ってしまうのは問題だと思い、このニュースを編集部では取り上げることとしました。

ウイルスシャットアウトは首からかけるウイルス対策グッズですが、コピー商品に対して東亜産業はどのような見解を示しているのでしょうか。その点を公式サイトから引用してご紹介します。公式サイトではしっかりと注意喚起しています。

この弊社は、「ウイルスシャットアウト」を製造し、主に実店舗向けの製品として販売していましたが、既に令和2年3月までに製造及び販売を終了しました。

しかしながら、現在、大手ECサイトにおいて、「ウイルスシャットアウト」との名称を使用する商品が大量に販売されており、一部の商品については、コピー商品であることを確認しております。また、コピー商品を購入された消費者の方から、健康被害を受けたとのご連絡も頂いています。そして、弊社は、既に販売を終了していること、主に実店舗向けの製品として販売していたことなどから、現在、流通している商品の大半は、コピー商品である可能性があります。

消費者の皆様におかれましては、コピー商品にはくれぐれもご注意いただきますようお願い致します。

引用元:http://www.toa-ind.com/products.html

同一同名にて商品を販売しているのでは、大きな被害を発売元は受けるのではないでしょうか。それに消費者の方から健康被害があったという話が出ているとのことですので、これは企業にとって大きな損害になるのではないでしょうか。

消費者庁より措置命令?

2020年8月28日、消費者庁から東亜産業へ景品表示法違反として措置命令が発表されました。

消費者庁の措置命令:https://www.caa.go.jp/notice/assets/representation_200828_1.pdf
東亜産業公式サイト:https://www.toa-ind.com/products.html

今回の措置命令の内容として、特に注目すべきは、消費者庁の主張する内容と、東亜産業の主張する内容が異なっているという点です。

東亜産業は、製品が二酸化塩素を実際に発生させる実験、製品の原材料として使用している二酸化塩素発生剤を使用した除菌・ウイルス除去試験の2つの結果を消費者庁へ提出しました。

実験結果を受けて、消費者庁は、それぞれの実験における二酸化塩素は化学上異なる物質のため、効果効能の根拠としては認めないという主張です。

一方、東亜産業としては、複数の実験を行い、いずれも二酸化塩素が発生している場合は、化学上同じ物質(ClO2)が発生しているという主張なのです。

東亜産業に限らず、メーカーは製品を販売するにあたって、根拠を得た上で製造しているはずです。ましてや今回の対象は東亜産業という大手企業です。実験データにプライドと自信があるのかもしれません。

また、東亜産業が販売していたような同類の商品をよく見かけますが、今回の措置命令については東亜産業だけが対象のようです。
消費者庁の基準の曖昧さや、東亜産業にだけ措置命令をくだしている点において、疑問を抱えている消費者も多いのではないでしょうか。

現在のウイルスシャットアウトはコピー品?

先ほども記載をしましたが、現在流通している「ウイルスシャットアウト」の大半は、コピー商品である可能性があります。コロナ渦ということもあり、人の商品の名前を利用してお金を儲けようとする人がいるのは仕方がないのかもしれません。しかしながら、本来「ウイルスシャットアウト」を販売している東亜産業はこのようなことをする企業ではないことが見えてきました。その点について紹介します。

マスク100万枚を東京都に寄付

「株式会社東亜産業(代表渡邊龍志)東京都へマスク寄付を100万枚、アルコール入りハンドジェル5万本寄付へ」

新型コロナウイルス懸念し、企業CSR、社会貢献活動の一環として無償提供へ。

株式会社東亜産業(東京都)は、猛威をふるう新型コロナウイルスの重大局面において、医療崩壊や経済の停滞等のリスクが高まる中、首都東京の最前線で奮闘されている小池百合子東京都知事及び同知事をはじめとする東京都職員の皆様や各医療関係者様のたゆまぬ努力と貢献に深い敬意を表し、5月末日までにマスク100万枚とアルコール入りハンドジェル5万本を寄付することを表明いたしました。

この度の新型コロナウイルス感染症に罹患された方とご家族・関係者の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

また、医療機関や行政機関の方々など、感染拡大防止に日々ご尽力されている皆様に深く感謝申し上げるとともに、一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

引用元:http://www.toa-ind.com/products.html

「ウイルスシャットアウト」を販売する東亜産業を調査したことによって、東亜産業がどのような企業なのか。そういった点が見えてきました。公式ホームページにも記載はあったので上記の内容を引用しましたが、「ウイルスシャットアウト」を販売する東亜産業は「小池百合子東京都知事及び同知事をはじめとする東京都職員の皆様や各医療関係者様のたゆまぬ努力と貢献に深い敬意を表し、5月末日までにマスク100万枚とアルコール入りハンドジェル5万本を寄付することを表明いたしました。」となっています。

このようなことを編集部がなぜ紹介するのか。例えばマスクが1枚10円で製造できたとしても、単純計算で1000万円にもなる寄付を東京都に行なっていることになります。このような寄付を出来る企業が目の前のお金儲けのためにウイルスに効果があるなどとして商品を発売することは考えにくいのではないでしょうか。

また、上記のリリースには「ハンドジェル」5万本も寄付するとの表明になっています。では、このハンドジェルが一体どのようなものなのか。次はこの点を調査して紹介したいと思います。

東亜産業のハンドジェル

東亜産業の公式ホームページを確認すると以下の商品が該当しました。こちらはよく見るハンドジェルになっていると思います。どのような商品なのか画像を紹介したいと思います。

また、東亜産業ではこのハンドジェルについて以下のような注意喚起を行なっています。

■弊社ハンドジェルにつきまして

弊社が販売しているハンドジェルにつきまして、弊社から購入いただきました小売店様、販売店様において、「新型コロナウイルス対策」などとうたって販売しているという情報を得ております。

弊社としましては、販売当初から、弊社ハンドジェルが「新型

コロナウイルスに対する効果がある」という表示は一切行っておりません(新型コロナウイルスに効果があるかどうかは、現時点では他社様の多くの商品と同様、確認できておりません)ので、小売店様、販売店様におかれましては、新型コロナウイルスに効果効能があるかのようなコピーや広告は控えていただきますようお願いいたします。

また、弊社ハンドジェルは化粧品として販売届を提出しており、医薬部外品ではございません。

そのため、パッケージやPOP等で、「殺菌」や「消毒」という文言を使うことは法律上禁止されていますので、「殺菌」「消毒」という文言を利用したコピーや広告も控えていただきますようお願いいたします。

また、弊社の商材を取り扱って頂いているネットショップ様へは一般消費者の方の誤解を招く様な表示の注意を促す資料の送付実施を行っております。 送付資料はこちらをご参照ください。

令和2年04月06日
株式会社東亜産業

参照元:http://www.toa-ind.com/products.html

この注意喚起の文章を見て、きちんとしている企業だなという印象が深くなったのが編集部ライター陣です。

実際に誇大広告などがはびこる現代において、製造元の責任を強く認識し注意喚起文章を公式ホームページに掲載するのは非常に良い姿勢なのではないでしょうか。それは消費者に向き合っており、嘘偽りのある情報を届けてはならないと強く感じている、そういった姿勢の表れであると編集部は感じました。

北里大学研究所からの情報発信

北里大学は2020年5月12日に「医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化効果についてのQ&A」を公開しています。こちらが非常に参考になる情報のため、引用して紹介をしたいと思います。

Q&Aでは、例えば、「エタノールは50%以上の希釈濃度であれば、市販のものでも新型コロナウイルスの消毒に効果はありますか?」との質問に対して、「厚生労働省では、60%以上としていますが、50%以上でも効果があります」と回答している。

また、「エタノールの試験結果はについて、同じアルコール濃度なら、アルコール飲料や発酵アルコールでも同等の効果があると考えてよいですか?」との質問には、「同等の成分が含まれていれば、実験をした製品と同じ効果を得られるかもしれませんが、これらの製品は、実験を行っていませんので、確実な効果の保証はできません」と回答している。

北里大学は4月17日、「医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化効果について」プレスリリースを発表した。

市場に流通している医薬部外品・雑貨のうち、主にエタノール、界面活性剤成分を含有し、新型コロナウイルスの消毒効果が期待できる市販製品を対象に、新型コロナウイルス不活化効果を有する可能性について、試験管内でのウイルス不活化評価を実施し、その結果を報告した。

かんたんマイペット(原液)、クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート 香りが残らないタイプ(絞り液)、クイックルワイパー 立体吸着ウエットシートストロング(絞り液)、クイックル Joan シート(絞り液)、クイックル Joan 除菌スプレー(原液)、食卓クイックルスプレー(原液)、セイフキープ(絞り液)、トイレマジックリン 消臭・洗浄スプレー ミントの香り(原液)ハンドスキッシュ EX(原液)、ビオレガード薬用泡ハンドソープ(原液)、ビオレ u 薬用泡ハンドソープ (3倍希釈)、ビオレガード薬用手指用消毒スプレー(原液)、ビオレガード薬用ジェルハンドソープ (3倍希釈)、ビオレu手指の消毒液(原液)、リセッシュ除菌 EX プロテクトガード(原液)などの市販製品の消毒効果を掲載している。

実験結果では、エタノールは、50%以上の濃度であれば、接触時間1分間で十分なウイルス不活性化が可能だと考えられた。

不活化効果の確認された製品は、新型コロナウイルスの不活化に有効と考えられた。新型コロナウイルスの汚染が懸念される手指や硬質表面の洗浄のほか、日常使用する衣類やリネン類の洗浄などに活用が期待できるという。

今回、プレスリリースに関して問い合わせがあった内容について、同様の問い合わせが多い項目についてQ&Aの形で情報提供をしたという。

参照元:https://www.ryutsuu.biz/commodity/m051243.html